みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

10月3日～11日の日程で議会の海外視察に参加しており、日記の更新が滞っていました。

過去にさかのぼりながら更新をしていきます。

視察訪問先についてはフィンランド、フランス、ドイツになります。

渡航時間11時間、足がパンパンにむくんで革靴に足が入らないほどでしたが、フィンランドヘルシンキ・ヴァンター空港に到着後すぐに会議室に移動して空港概要や騒音対策について説明を受けました。

（ヴァンター空港視察は視察項目に入っていなかったのですが、せっかく降り立った内陸空港ということで調整いただきました。）

翌日はエスポー市に移動し、プレスクールや中高一貫校の取り組み、世界最高の教育水準を実践している教育について伺い、午後からはフィンランドのネウボラについて伺いました。

ネウボラは妊婦検診や乳幼児健診など産前・産後・子育てまで切れ目のない支援を行うもので、フィンランドには「相談拠点」として、 800 ヶ所以上設置されていいます。

「かかりつけのネウボラ保健師」を中心に、医師や保育士などが連携し、妊娠期から就学前までの子どもの成長を支援、子育てや家族の健康に関するさまざまな相談に応じていました。

フランス、パリに移動してからは世界最大級の国際卸売市場であるランジス市場を視察させていただきました。（こちらもどうせ行くなら市場が稼働している時間帯！ということで調整只木、早朝6時から視察させていただきました。）

ランジス市場は現在、管理運営を第三セクター方式で運営されていますが、成田市の新生市場では市が当面直営し、その後指定管理者へと移行していく方針が示されています。

国内初となる輸出拠点市場ということでその手法はとても参考になりました。

また、実際に市場も歩かせていただき、コールドチェーンをはじめ、衛生管理やレイアウトについても見学させていただきました。

取り扱い規模もさることながら、商品に応じた管理や運用方法に感嘆しました。

成田市の新市場は2021年夏ごろの開場予定となっていますので、ランジス市場の良い取り組みを成田市でも活かしていきたいと思います。

また、フランスではツーリズム77を視察させていただき、フランスの観光政策について学びました。

LCCの台頭など航空運賃の低価格化などにより観光が増える中、これまでのモノ消費から、現在はコト消費へと変わってきています。

フランスでは、こうした動きが出てくる以前から農業体験などを観光資源に変えるグリーンツーリズムやスローツーリズムに取り組み成果をあげていることから、その取り組みや成果、地域の変化などについて学びました。

フランスからドイツには電車で移動しました。

そして、カールスルーエ市では、公共交通政策について視察をさせていただきました。

アルプタールバーンやトラム、バスを駆使するかわりに、街の中心街から車を排除するという大胆な政策が功を奏し、渋滞がない街づくりを実現したカールスルーエ市。

路面電車などをそのまま成田市に持って来ることはさすがに困難ですが、公共交通政策を考えるにあたっての視点や方向性については共感できることが多く、参考になりました。

成田市では現在、二年間をかけて地域公共交通網形成計画を策定しています。こうした先進地の考え方をしっかりと盛り込ませていきながら、成田市のあるべき公共交通政策について引き続き模索していきたいと思います。

そして、最終日はフランクフルト空港を視察さていただきました。

滑走路4本、現在、新たな拡張として第三ターミナルを建設している真っ最中と旺盛な空港需要への対応に追われているフランクフルト空港。

騒音対策や落下物対策などについては、さすが成田国際空港が参考にしているだけあって充実した取り組みがなされていました。

フランクフルト空港から12時間。

台風前日の11日の午後に、かなり揺れて怖かったですが無事に成田国際空港に到着しました。

早朝視察なども相まって、なかなか時差ボケが直らない睡眠不足の日々、さらにフィンランドでは初雪を観測するほどの寒さ（なのにジャンバーを持って行っていかなかった私。。。）（さらにフランスもドイツも寒い。）に加えて連日雨と天候に恵まれませんでしたが、とても充実した視察となりました。

視察調整をいただいた関係各位にあらためて感謝申し上げる次第です。

なお、この記事はあくまでも個人のブログであり報告書ではありません。

視察報告書は別途作成し、海外視察団で取りまとめて議会HPにアップしますので、ご確認いただければと思います。

それではまた明日！