遅延トラブルを加味しても余りあるメリットのLCC（格安航空会社）

先日、ジェットスター・ジャパンでシステム障害が発生し、遅延便が多数発生したとの報がありました。

搭乗手続きがシステムで行えず、すべて手作業となったことが遅延の要因とのことですが、原因は調査中とのこと。

著しい成長を遂げているLCC（格安航空会社）ですが、唯一の弱点として、こうしたトラブル発生時には、玉突き遅延が発生してしまうことがあげられます。

LCCは、コストメリットを出すために、国内線であれば最短30～40分で折り返してギリギリで機材を回しています。

このため、一か所で遅延が発生すれば、以降の便はすべて遅延することになり、乗客としてはこうしたデメリットも覚悟したうえでチケットを購入しなければなりません。

とはいえ、こうしたトラブルを加味しても、提供されている価格の満足感はかなり高いと個人的には感じています。

出張を設定する場合、これまでは、せっかく飛行機を使うなら日帰りではもったいない、という「交通費もったいない意識」が働いていました。

ですが、今では早朝便で向かって日帰り。という選択肢はむしろ当たり前になっています。

そして、この意識を持たせてくれたのは、LCCのおかげだと思っています。

これまでは、特別な行事の移動手段でしたが、飛行機はもはや気軽な交通機関となりました。

成田空港のLCC専用第三ターミナルは開業から1年でなんと当初予測を上回る600万人が利用するほどの盛況ぶり。

その意味においては、まだまだ空港機能強化をする必要がありますし、さらに多くの潜在的な需要を開拓していくことの必要性を感じます。

成田空港は成田市の屋台骨を担っていることからも、引き続き、議会などあらゆる機会で空港機能強化を訴えてまいります。

成田市議会議員

雨宮しんご

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千葉県議会議員

Shingo Amamiya