代表質問（千葉政策議員団）と一般質問が行われました。千葉県はいじめ加害者への出席停止措置は０件。

皆さんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。

今日は千葉政策議員団の代表質問と、個人の一般質問が始まりました。

気になったのは、代表質問で取り上げられた「いじめ問題」です。

●いじめ問題

先日も報道されていましたが、千葉県の小中学生の不登校児童は過去最多の９９５１人と１万件に迫っています。（小学生３５８３人、中学生６３６８人）

また、いじめの認知件数は５１４７８件で５万件を超えています。

こうした実情にあって文部科学省は、小中高生の不登校理由は「無気力」が３９.２％であり、要因を明らかにすることが困難としています。（令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果）

対策として不登校特例校の全国展開の推進（千葉県にはありません。）や、こども家庭庁による居場所づくり（NPOや子ども食堂等）との連携、ICT学習活動の充実、教育支援センターのアウトリーチ型支援（家庭訪問）を推進していくとしています。

質問では、学校教育法に加害者に出席停止を行う規定があるにも関わらず、国公私立の小中高校でいじめが要因の不登校は620件（21年度）あったのに対し、加害者に出席停止を行ったのは全国で1件のみ（文科省調査）であることはあまりにも不適切であるとの指摘がありました。

なお、千葉県では平成25年以降、県内の公立小中学校でいじめによる出席停止の措置をとった事例はないとのことでした。

出席停止の措置は、県教育委員会ではなく学校長判断になりますが、重大事案にあっては慎重ながらも適切な措置を講じていただきたいと思います。

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千葉県議会議員

Shingo Amamiya