巨人・阿部慎之助監督の辞任について 2026.05.26
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
巨人・阿部慎之助監督の事案について、外形的な事実しか把握していないことを前置きした上で、感じたことを記しておきます。
まず、娘への暴行という家庭内暴力が事の発端であることは間違いないありません。
飲酒していたこと、娘に手をあげたこと、これは阿部氏本人も認めている事実です。
この件で気になるのは、児童相談所や娘への批判がSNS上で広がっていることです。
児相への相談時、長女は「殴られた、首を絞められた」と伝えていたとされています。
その内容を受けた児相が警察に通報したのは、法的にも適切な対応だったと言えます。
もちろん気が動転していた可能性も十分にあります。ですが、子どもを守ることを最優先に一刻の猶予も許さないと判断した児相を責めることはできないし、するべきでもありません。
そして何より、声を上げた長女の行動は正しかったと言えます。
私が懸念するのは、「児相に相談をしたら家族が壊れる」という印象が広がることです。
それは、家庭内暴力を我慢しなければならないという判断につながりかねません。
阿部慎之助監督、辞任会見
娘は連行される父の姿に泣き崩れる
⠀
🔻娘の手紙【全文】https://t.co/FZuweouc7e
⠀
娘の手紙によると、チャットGPTに相談した結果、児童相談所が提示され「私自身の意向が聞かれる事はなく、警察に通報されるという形になってしまいました」と説明。思いがけず警察が来て… pic.twitter.com/eKYECM1Z35— オリコンニュース (@oricon) May 26, 2026
声を上げることを恐れる社会になれば、児童相談所はその機能を根本から失うことになります。
千葉県印旛児童相談所が先月4月20日に正式開所しました。
この施設の本来の役割は「保護」ではなく「支援・相談」になります。
「何かおかしい」
「少し気になる」
その段階で声が届き、支援につながる社会をつくることが児童相談所の存在意義です。
ですから、著名人であれ誰であっても同じ対応がなされたという意味では、制度は機能したといえます。家庭内であっても暴力は暴力です。今回の件を、声を上げることへの抑止力にしてはなりません。
子どもが黙ったまま、我慢し続ける社会ではなく、声が届き支援につながる社会の実現に向けて、引き続き取り組んで行きたいと思います。
プロフィール
昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
千葉県富里高等学校・高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
成田市議会議員 4期 / 第41代 成田市議会議長
2023年 千葉県議会選挙 初当選