成田市も新規感染者数は激減、ワクチン接種割合を高めつつ接種後も適切な感染防止対策を講じたい。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
成田市においても新規感染者数は減ってきています。
こうした数字を見ると少しホッとしてしまうのですが、大阪大学の宮坂教授が『ワクチン接種は鎧ではなく、レインコート程度なので過度な安心は禁物』という発信をされていたので共有したいと思います。
9月30日で緊急事態宣言が終わりましたが、気を付けないといけないのはすぐに感染者の再増加(=第6波)が起きることです。この点、日本とワクチン接種率が同じぐらいのイスラエルで何が起きたのかご存じでしょうか?
この図は昨年2月から本年9月末までのイスラエルの毎日の新規感染者と死者数の推移を表したものです。
去年の12月初旬から本年3月にかけて主にアルファ株による大きな流行が起こり、広範なワクチン接種の結果、4月末には感染がほぼ完全に収まりました。
イスラエルはこれに気を良くして6月1日に各種規制をほぼすべて解除したのですが、約1か月半後から感染者が大きく増え、これは新たな変異株のデルタ株によるものでした。この時の国民のワクチン2回接種率が~6割で、今の日本と同じぐらいだったのです。そして、イスラエルではクラスター感染が起きるとブレイクスルー感染(=ワクチン2回接種者で見られる感染)が増えました(今の日本でも時々ブレイクスルーが起きています)。
イスラエルは、困って7月から60才以上に3回目接種を開始し、8月末からは12才以上に3回目接種を始めました。その結果、デルタ株による感染の波は収まりつつあり、死者は一時は増えたものの以前よりは少ない状況です(これは高齢者からワクチン接種を始めたために高齢者が感染から守られているからでしょう)。
以上の状況から、私がかねてから言っているのは、「ワクチン接種をしたからといって鉄の鎧を着たようにはならず、厚手のレインコートあるいはトレンチコートを着たぐらいと思う方が良い。豪雨ならば濡れてしまう」ということです。「豪雨なら濡れる」ということは、「社会の中で飛び交うウイルス量が多ければブレイクスルー感染を起こす、しかし重症化はしにくい」ということです。そして、豪雨が起きないようにするには、社会の中の感染者の数を増やさないことです。そうすれば、今後も厚手のレインコートで十分にやっていくことができるはずです。
以上のイスラエルの状況は、今の日本と似ているところがあります。日本も、ワクチン接種が十分に広がる前に一度に規制解除をすると、イスラエルのようになる可能性があります。
私個人としては、日本ではイスラエルのように慌てて追加接種をせざるを得なくなるような状況は見たくありません。段階的規制解除が大事でしょうね。そのほうが長い目で見たら経済回復も早いはずです。
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イスラエル同様、日本でもブースター接種が検討されていますが、ワクチンを2回接種した人を増やさないと、降ってくる雨の量が減らないので、今後もブレークスルー感染が増えることになるという警鐘です。
逆に言えば、ワクチンの接種割合を増やしていけば感染者が減っていき、雨を作る人が減り、結果として降る雨も減ることになり、そうなれば、私たちはレインコートでもやり過ごせることになるはずです。
ワクチン供給が進んでいくことから、今後も一人でも多くの方々にワクチン接種を頂けるよう今後も情報発信していきたいと思います。
緊急事態宣言も解除され解放感もあると思いますが、2回接種された皆さんもこれまで通り日々の感染防止対策をお願い致します。
それではまた明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む