活動日誌

コロナ禍で「今年度は数百億円規模の赤字が出る。」成田国際空港に賑わいが戻るのは長い道のり。

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

今日は空港対策特別委員会に委員として出席しました。

ご承知の通り、コロナ禍により壊滅的な影響をうけているのが、成田市の屋台骨を担っている成田空港です。

 

昨日の写真 軒並み『欠航』となっています。

 

普段賑わっているターミナルビルも閑散としています。

 

新型コロナウイルス感染症の水際対策など大変な状況の中にも、NAAそして、千葉県も委員会に出席いただき、近況について説明いただきました。

 

 

NAAから報告のあった写真の通り、成田空港の4月の空港運用状況は壊滅的で、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により発着回数、旅客数は大幅減となっています。

 

【航空機発着回数】

新型コロナウイルス流行に伴い、前年同月比67%減の7,283回となりました。

▶ 国際線発着回数

旅客便は、4月として過去最低の1979年(3,797回)を下回る発着回数(前年同月比85%減の2,238回)となったものの、貨物便は、単月として過去最高の発着回数(前年同月比35%増の2,812回)を記録しました。

▶ 国内線発着回数

前年同月を大きく下回ったことにより、前年同月比68%減の1,412回となりました。

 

【航空旅客数】

新型コロナウイルス流行に伴い、前年同月比96%減の141,021人となりました。

▶国際線旅客数

外国人旅客数(前年同月比99%減の24,974人)、日本人旅客数(前年同月比98%減の23,203人)および通過客数(前年同月比90%減の21,672人)が大幅に減少したことにより、前年同月比98%減の69,849人となりました。なお、国際線旅客数の全ての項目において、単月として過去最低となりました。

▶国内線旅客数

前年同月を大きく下回ったことにより、前年同月比88%減の71,172人となりました。

 

【国際航空貨物量】

国際線旅客便の運休・減便により、貨物スペースを活用した輸送量が減少したものの、国際線貨物便が多数運航されたため、国際航空貨物量は144,533tとなり、前年同月比15%減に留まりました。

 

国際線旅客便発着回数は4月として過去最低となった一方で、国際線貨物便発着回数は単月として過去最高を記録しています。

 

また、NAAからは2020年3月期の連結決算についても報告がありました。

上述のとおり、3月に新型コロナウイルス感染症拡大に伴い航空需要が激減し、この影響により、売上高は前年比5%減少しました。

 

また、2020年に予定されていた東京オリンピック・パラリンピックに向けた施設整備などがかさむなど費用が増加したことから、営業利益、経常利益、最終利益いずれも3割程度の減益となっています。

 

営業利益、経常利益、当期純利益が全て減益となるのは、東日本大震災の影響があった2012年度決算以来です。

 

先日、田村社長が、今年度については数百億円規模の赤字が出ると記者会見で話されていました。

コロナの影響が顕著に数字として表れるのは、これからということになりそうです。

 

こうした中にあってもNAAでは、航空会社やテナント事業社に対して、支払い猶予や減免を延長・拡充していて、賃料などの減免20億円と着陸料などの支払い猶予80億円の総額100億円の緊急措置を実施しています。

 

国にはこのNAAの窮状に対して積極的な財政支援を求めると共に、引き続き適切な水際対策を実施いただけるよう要請していきたいと思います。

 

それではまた明日。

< 前のページへ戻る

千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

月別アーカイブ

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

詳しい県政活動はこちら あましんレポート
トップぺ戻る