活動日誌

成田空港のさらなる未来に向けて

千葉県議会のこと

みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。

7月3日、成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長が国土交通省を訪れ、成田空港の将来像を検討する「新しい成田空港」構想を平岡成哲航空局長に報告したと報道されました。

 

これは、これからの成田市をはじめ周辺自治体にとってとても重要なテーマなので、簡単にその内容などを共有したいと思います。

 

●旅客ターミナルの集約と新駅の整備

現在、成田空港には3つの旅客ターミナルがありますが、この構想ではこれらを一つにまとめた「ワンターミナル」への再編が掲げられています。

この再編により、乗り継ぎがよりスムーズになり、ハブ空港としての機能が大幅に向上することが期待されます。また、新しいターミナルに連結する新駅の整備も計画されており、鉄道アクセスの利便性も大きく向上します。

なお、既存2駅については段階的に閉鎖し、新駅がその役割を担うとしています。

 

●新たな貨物施設の整備

成田空港は国内屈指の貿易拠点なことから、その地位をさらに高めるために新たな貨物施設を整備するとしています。新しい貨物施設は貨物上屋とフォワーダー施設を一体的に運用し、物流の無駄を削減し効率化を図るとしています。東アジアの貨物ハブとしての役割強化を目指します。

 

●地域共生のまちづくり

成田空港の発展は、周辺地域との共生が不可欠です。今回の新しい空港構想では、周辺地域や空港従業員が住みやすい環境づくりと、空港を中心とした産業の誘致を目指す「エアポートシティ」が提案されています。

議論はこれからですが、成田空港がはじめて空港内だけではなく、空港の外側について言及をした意味はとても大きいです。

エアポートシティの実現に向けた千葉県の役割はとても大きいと考えています。単なる市町のとりまとめ役ではなく、空港と地域のより一層の連携強化を図るためにイニシアチブを執り、空港周辺地域の賑わいと経済活性化へとつなげていけるよう尽力します。

 

●課題と展望

事業費が8000億円にのぼるなど解決すべき問題は少なくありません。ですが、成田空港の将来を見据えたこの大胆な構想は、私たちに大きな希望と期待を与えてくれます。

2040年代には、年間発着回数が現在の34万回から50万回に、年間の旅客取り扱い能力は5700万人から7500万人にまで増加する見通しとなっています。また、年間貨物取扱い能力も240万トンから350万トンへと増加が見込まれています。

 

まさに成田空港が国際的な航空ハブとして、重要な役割を果たすことを示す予測値であり、実現させていかなければなりません。

 

成田空港の発展は、成田市をはじめとする周辺市町、千葉県ひいては日本全体の経済成長に大きく寄与します。

成田空港の未来を応援しサポートしながら、空港周辺地域の課題を一つひとつ解決していくことで、この構想の実現に向けて全力で取り組んでいきます。

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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