ルールだけで現場は守れません。 雨宮しんご一般質問15日13時~ 2026.09.11
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
今回の一般質問では、道路交通法改正による自転車の追い越し時の義務、そして、部活動遠征についても質問します。
一言で言うと「ルールだけでは、現場は守れません。」ということ。

4月に、自動車が自転車の側方を通過する際の安全通行義務も新設されました。
目安は1メートル。
しかし県内に、車と自転車が同一車線内で1メートル空けて追い抜ける道が、どれだけあるでしょうか。
制度は変わりました。ですが、それを守れる環境が整っていません。
同じことは「部活動」でも。
本年5月、遠征中のマイクロバス事故で尊い命が失われ、県教育委員会は公共交通機関の原則利用を再通知しました。適切な対応です。
ただ県内には、公共交通だけでは早朝の試合に間に合わない地域もあります。
原則を守れば大会への参加そのものを諦めるか、借り上げバスで高額な負担を背負う。
二者択一を迫られます。
結果、保護者同士の乗合送迎が常態化していますが、事故が起きたとき誰が責任を負うのかは、極めて曖昧です。
同じ千葉県の子どもでありながら、住む地域で挑戦の機会が偏って良いはずがありません。
「他に移動手段が無かった」試合会場まで約16㎞を4往復…生徒計22人を車に乗せた部活顧問の教員2人 懲戒処分に 広島県
9/11(金) 18:08配信広島県教育委員会は11日、県立高校の男性教諭2人を戒告の懲戒処分としたと発表しました。県教委によりますと、県立高校の男性教諭(33)は5月4日、県内で開催された練習試合に生徒を引率した際、宿泊地から練習試合会場まで4往復半、合わせて生徒19人を自家用車に同乗させたということです。また25歳の男性教諭も、生徒3人を同じく宿泊地から練習試合会場まで同乗させたということです。
■発端は学校に届いた投書「教員が生徒を…」
7月、2人が勤務する高校宛てに「部活動の遠征の際に教員が生徒を自家用車に乗せていると聞いた」と投書があり発覚。2人は同じ部活動の顧問で、規定違反と分かっていながら「他に移動手段が無かった」と説明。宿泊地から練習試合の会場までは、約16キロ離れていたということです。2人はそれぞれ「反省している。申し訳ございません」、「軽率な行動をして申し訳ない」と話しているということです。
■規定が変わった原因は…わいせつ事案の続発だった
県教委は2022年、教員によるわいせつ事案が相次いだことから、所属長の許可無く自家用車に児童生徒を乗せることを禁止しています。一方で、部活動の引率で、生徒を自家用車に乗せたことによる懲戒処分は今回が初めてだということです。県教委は「服務規律の徹底をはかり、不祥事防止に取り組みたい」としています。部活動の引率を巡っては5月、福島県の磐越自動車道で新潟県の高校に通う生徒1人が死亡、20人が重軽傷を負った事故を受け、県教委は各学校への聞き取り調査を行うなど、規定遵守を呼びかけていました。
こんなニュースが流れてきました。まさに私が行う一般質問の地続きの問題が表面化した事案です。
①教員は不正な目的で乗せたわけではなく16キロ先の会場に生徒を運ぶ手段が他になかった。ルールは守れと言われても現実に移動手段がなければ目の前の生徒を置いていくわけにいかない。
②わいせつ対策のルールが子どもを試合に連れて行こうとした善意の教員を罰する結果になっている。ルールだけ作って移動手段という環境を整えなければ、現場の教員が板挟みになって処分される。
③千葉でも起こりうる。県教委も同様に自家用車同乗を原則禁止しており、公共交通が届かない地域は現に存在する。同じ構造がある以上、同じことが起きてもおかしくありません。
ルールだけではなく、環境を整えなければ現場はついていけません。
9月15日(火)13時、千葉県議会で質問に立ちます。
制度を作り、義務を課すのであれば、それを果たせる環境を整えることが行政の務めです。
プロフィール
昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
千葉県富里高等学校・高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
成田市議会議員 4期 / 第41代 成田市議会議長
2023年 千葉県議会選挙 初当選