善意は、正しい形にしなければ、本当の力にはならない。ーわたしたちの災害支援のあり方ー 2026.07.31
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
熊本で発生した大きな地震。
被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

今なお余震が続く中、不安な時間を過ごされている皆様、そして昼夜を問わず人命救助や避難支援に当たっている自衛隊、消防、警察、医療関係者をはじめ、すべての関係者の皆様に深く敬意を表します。
災害が起きるたびに、人は本当に優しいと感じます。
「何か力になりたい。」
「自分にもできることはないか。」
「現地へ行って手伝えないだろうか。」
苦しんでいる方々の姿を目にすると、何もしないではいられないという思い。その気持ちは、何より尊いものだと私は思っています。
だからこそ、あえてお伝えしたいことがあります。
それは、
善意は、正しい形にしなければ、本当の力にはならない。
ということです。
私はこれまで、成田市議会議員、そして現在の千葉県議会議員として、大規模災害への備えや被災時の災害対応について議論を重ねてきました。
その中で強く感じてきたことがあります。
それは、災害対応は、誰か一人の思いの強さだけで乗り越えるものではないということです。
それぞれが果たすべき役割を担い、力を合わせることで、一人でも多くの命を救うものであるということです。
これは、東日本大震災をはじめ、大規模災害から私たちが学んできた教訓です。
発災直後の被災地では、一分一秒が命を左右します。
倒壊した建物の中で助けを待つ人がいる。
孤立した地域へ、一刻も早く物資を届けなければならない。
そのためには、寸断された道路を切り開き、医療を届け、電気や水道などのライフラインを復旧させなければならなりません。
そして、その初動を担えるのは、自衛隊、消防、警察、医療チームなど、厳しい訓練と専門性を備えたプロフェッショナルです。
受け入れ体制が整わない段階で、装備も情報も十分ではない個人が次々と被災地へ向かえば、道路は混雑し、救助や物資輸送の妨げになり、被災地に不要な負担をかけかねません。
さらには、食料や水、燃料、宿泊場所など、本来は被災された方々や救助に当たる方々のために使われるべき資源を消費してしまうこともあります。
ただ勘違いしないで頂きたいのは、決して善意が悪いということではないということです。
善意が尊いものだからこそ、本当に被災地の力になる形へ変えなければならない、と私は考えています。
私たちに今できることは、現場で命を救う活動に当たる方々の妨げになることではなく、その力が最大限発揮される環境を支えることであり、現場で命をすくう方々が、一人でも多くの命を救えるよう、その背中を支えることです。
被災していない、遠く離れた千葉にいる私たちにも、私たちなりの役割があります。
●義援金や支援金という形で支えること。
●正確な情報を共有すること。
●被災地に不要な負担をかけないこと。
●それぞれの地域で日常を守り、社会経済活動を止めないこと。
どれも派手な行動ではありません。
ですが、社会は、一人ひとりが自分の持ち場で役割を果たすことで成り立っています。
災害のときほど、その当たり前のことが大切になります。
支援は、「自分が何をしたいか」ではなく、「被災地が今、何を必要としているか」を考えることが肝要です。
善意を力へ変えるために、私たち一人ひとりが、それぞれの役割を果たしていくことが大切なのだと思います。
わたしも、今できる支援を着実に積み重ねていきます。
被災地の一日も早い復旧・復興と、被災されたすべての皆様に平穏な日常が戻ることを、心よりお祈り申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
令和8年熊本地震に係る義援金の受付
義援金受付期間(予定)
令和8年(2026年)7月29日 ~10月30日
肥後銀行 県庁支店 普通預金 1700669
令和8年熊本地震義援金(熊本県)
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/27/274572.html
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロフィール
昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
千葉県富里高等学校・高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
成田市議会議員 4期 / 第41代 成田市議会議長
2023年 千葉県議会選挙 初当選