成田国際空港株式会社夏目社長の会見を受けて 2014.07.01
先日、成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長が、
今後の課題について会見。
NAAの2014年3月期決算は、2年連続の増収増益、
純利益が過去最高を更新。
夏目社長は、着陸料の引き下げや海外旅客の
増加が奏功したと説明されました。
→このことは、大変すばらしいと思います。
●また、『発着回数が今年度は約23万1000回にとどまる』
見通しとしたうえで、「発着回数が増えても、機材の小型化で旅客の増加は
あまり伸びない。そこで、非航空系のリテール事業
などの収入を重視する」
と述べました。
→発着回数ではなくどれだけの人・物を運ぶかが空港にとっては最大要素です。
とはいえ、LCCを今後の基幹成長分野に入れる中で、
はたしてどれだけのリテール事業の増収が見込めるか。。
7月8日に第1旅客ターミナルの「エアポートモール」の
リニューアル工事が完了を受け、増収を目指すとのことです。
●また、発着回数が目標の30万回と乖離していることについて、
「ピークの時間帯はほぼ満杯なので、オフピーク時の活用を
どうするか大きな課題」と述べました。
→これは議会でも指摘している懸案です。30万回の処理能力
があったとしても時差やニーズの問題から、飛行機においても
どうしても電車でいうところのラッシュアワーが存在します。
ピーク時間帯の解消なくして発着回数30万回の到達は困難です。
高速離脱誘導路の整備などが改善策として挙げられていますが、
抜本的な対策にはなりえません。
3本目の滑走路の優位性を含め、ピーク時間帯の拡充策への
積極的な議論を展開してほしいと思います。
●また、上場の見通しについても、「国が決めること」と
前置きした上で、上場に必要となる準備は進めているとのこと。
→被害損失があってはならないのは承知していますが、
成田空港と成田市は歩みを共にしているという意味でも、
成田市は一定割合の株式保有をすべきではないかと思います。
たとえば関西電力の筆頭株主は大阪市です。
(保有率9%)
先日の記事においても橋下徹市長が経営陣を批判し、
さらに経営刷新、脱原発の提案をしたとこが報道
されていました。
このあたりの対応は、上場前にこそしっかりとテーブルを設けて
協議していくべきではないかと考えています。
成田市議会議員
雨宮しんご
プロフィール
昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
千葉県富里高等学校・高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
成田市議会議員 4期 / 第41代 成田市議会議長
2023年 千葉県議会選挙 初当選