活動日誌

正念場を迎える年末年始。2020景気動向悪化は56%、2021景気見通しも暗雲。

政治コラム

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

先日、帝国データバンクが「2021年の景気見通しに対する企業の意識調査」結果を発表しました。

 

それによると、2020年の景気動向が「回復」局面であったと考える企業は3.4%で、「悪化」局面とした企業は56.0%となっています。

 

<景気見通しの推移(2007年~2021年)>

 

総じて厳しい状況なのかと思いきや、感染予防品や医薬品特需、外出規制によるリモートワークや巣篭もり消費に恩恵を受ける企業など、コロナの影響を受けていない企業もあり、その他の多くの経済活動が停止しているからこそ、必要が生じている場所にはふんだんに資金が流れているようです。

 

早い国ではワクチン接種も進んでいるようですが、日本のコロナの影響はしばらく続くとみられていますし、社会が変革されつつある今、企業サイドももう元に戻らない前提に立った「変化」が求められているのかもしれません。

 

特に非対面型のEC系は好調で株価も軒並み上昇傾向ですし、今後もコロナがデジタル化を加速させていきそうです。

 

次に、2021年の景気見通しについてです。

「回復」局面を見込む企業は13.8%、「悪化」局面を見込む企業は32.4%となっています。

 

<「小売」(32.5%)も悪化を懸念>

特に「建設」(44.8%)、「不動産」(40.4%)、「サービス」(33.7%)、「小売」(32.5%)の悪化懸念が目立ちます。

 

また、2021年景気への懸念材料としては、新型コロナの感染拡大によるものが57.9%で最も高く、それに起因する「雇用(悪化)」(21.0%)、売り上げ減少などに伴う「所得(減少)」(19.2%)となっています。

 

そうなると、景気回復のために必要な政策は、いかにして感染症を収束させるかに尽きるのですが、ワクチンの安定性もまだわかりませんし、短期間での収束は見込めないと思います。

 

 

 

その意味では、今後も継続的に企業や個人への支援を適切かつ速やかに実施しながら、感染状況によっては地域ごとにGOTOをストップさせるなどによって乗り越えていくしか今は方法がないのだと思います。

 

 

 

年末年始の人の動きを止めることは、冬休み期間と重なるので効果てきめんだと思いますが、一面では書き入れ時の経済活動の停止で、逆風が強く吹くことは必至です。

 

医療体制のひっ迫などを踏まえた苦渋の決断だと思いますが、政府が引き締めに舵を切った以上、飲食業界をはじめとした経済は正念場の年末年始を迎えます。

 

アクセルとブレーキの難しさを改めて感じます。

 

それではまた明日。

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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