立春。暦では春を迎えましたが、昨日の暖かさとは一変して寒さが復活、成田では昼過ぎから雨から雪に変わりました。季節が冬から春へと移り変わる節目の行事が節分ですが、逆行して春から冬に戻ったような一日です。

予報によると、この先も気温の低い日が続くとのことでした。インフルエンザも流行しています。しっかりと防寒をして、体調管理にご留意ください。

さて、大阪で市長選挙が行われるそうですが、以前のような破竹の勢いを感じないのは報道される機会が減ってきたからでしょうか。

橋下市長が知事時代から公約に掲げている大阪都構想の民意を問う目的で出直し市長選挙に臨むということですが、

来年度予算の査定や審査が行われるこの時期に、大阪都構想を是非のみで市長選挙をやっていいのか。また、選挙にかかる費用として想定される6億円の価値があるのか疑問です。

自民党、公明党、民主党等の主要政党は対立候補の擁立を見送る方針と報道され、独り相撲を演じさせたい様子ですが、共産党が独自候補を擁立するようですので、無投票にはならず選挙が成立することになります。

これは、やもすると壮大な税金のムダ遣いになりかねません。

都民ではないからでしょうか。首都東京都知事選にさえ盛り上がりが欠けているような気がしていますが、大阪市長選も盛り上がらなさそうな気がします。

不必要な選挙、大義なき選挙は独りよがりにしか見えません。

議会を解散した方が橋下市長のいう大義を果たせると思いますが、新たな同志を当選させる自信がないだけではなく、解散すれば今の同志も失いかねないことからの行動が見え隠れしています。

圧倒的なパーソナリティを有している政治家であり、物言う政治家の一人として、行動力ある政治家として敬意を表していますが、今回の行動は結果として、昨今の政治不信、政治に対するシニシズムの深まりを助長してしまうのではないかと憂慮してなりません。

成田市議会議員

雨宮しんご