活動日誌

求められる姿勢。議員はどこまで情報公開を進めるべきなのか。

政策

みなさんこんばんは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

12月議会に向けて今日は議案説明会がありました。

補正予算や契約案件などの議案が上程される予定ですので、議案審査についても準備を進めてまります。

 

さて、議会には議案だけではなく請願や陳情も上がってくるのですが、今日は「議会議員の政務活動費の領収書等の議会ホームページでの公開等を求める陳情」について取り上げようと思います。

 

 

「全国市民オンブズマン 政務調査費・政務活動費 特設ページ」

http://www.ombudsman.jp/seimu.html#161019

最終更新日:16/11/30

全国市民オンブズマン連絡会議では、給与とは別で議員の調査・研究のためだけに支給される補助金である「政務調査費」について追及してきました。

 

特に都道府県・政令市では領収書があまり公開されてこず、「第2給与」「癒着の象徴」だとして、使途の透明化を求めました。さらに、政務調査費での活動内容が公開されれば、まじめに調査をしている議員なのか、不真面目な議員なのかが市民に明らかにされます。政務調査費の透明化を市民の手で!

なお、地方自治法が2012年8月に改悪され、「その他の活動」まで目的に入れられてしまい、13/3/1から「政務活動費」と名称が変更されることになりました。2015年度から、すべての都道府県・政令市・中核市で領収書が紙で公開されることになりました。しかし会計帳簿・視察報告書などは公開されていない議会も多く、ネットですべて公開することを求めます。

 

 

政務活動費は、成田市議会議員にも支給されており、月6万円、年間72万円が会派(グループ)に支給されています。

 

成田市議会では、会派は政策を共にする3人以上のグループとされていますが、会派に属していなくても「一人会派」をつくることで政務活動費の支給を受けています。

(この、一人会派についてはまた後日。)

 

最近はメディアにおいて地方議員の政務活動費の不正利用が大きく取り沙汰されていますので、すっかり「政務活動費=悪」と捉えられている方も少なくないかもしれません。

 

ただ、多くの議員は政務活動費を、調査研究その他の活動に資するために必要な大切な経費として活用しています。

 

例えばわたしは、政務活動費で政策課題を調査、それをもとに議会などで行政の無駄や非効率に切り込んだり、市民にレポートするために活用しています。

 

「議会ごとに発行している市政報告紙「WAVE!」」

http://www.ama-shin.net/wave/

 

市政報告紙にも政務活動費を充当していますが、まったく足りていませんので、その部分は私費を、ご覧いただいているホームページも全額私費で運営しています。

 

 

続いて、成田市議会の政務活動費の情報公開状況についてです。

 

まず、わが議会は領収書は1円からの添付が必要となります!

「オイオイ! そんなの、当たり前だろ!」と思われるかもしれません。

 

ですが、依然として領収書の添付が必要ない自治体議会も多いのが現実です。

(だから、そこに付け込んで野々村議員のように杜撰な支出をたくらむ人が後を絶たないのですが。)

 

次に、成田市議会では他の多くの議会よりも先んじて会派ごとの収支報告をホームページに載せています。

 

「成田市議会 政務活動費のページ」

 http://www.city.narita.chiba.jp/sisei/sosiki/gikai/seimukatudou.html

 

 

 

そして、上図よりももっと詳しく知りたい方は、成田市議会にお越しいただければ、領収書の原本から成果品(レポートや報告書など)までご覧いただくことができます。

 

 

今回のオンブズマンの陳情は、わざわざ議会に行かなくても調べられるように、領収書も含めたもっと詳しい情報をホームページに載せることを求める内容となっています。

 

個人的には、これまでもオープンにしてきた情報ですし、全国的に不祥事続きなこんな時代だからこそ、情報公開を進めることは賛成です。

 

なにより、成田市議会は議員自らが襟を正しているという姿勢を示すことにも繋がると思います。

 

厳格なルールで運用し、情報公開を進める。

 

政務活動費にかかわらず、行政に対しても大切なこの視点を持って12月議会も乗り切っていこうと思います。

 

それでは、また明日!

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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