活動日誌

3月2日から全国の小学校・中学校・高校に臨時休校を要請された安倍首相に対し、成田市はどう応えるべきか。

政策

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

今日から成田市議会では各会派の代表質問と個人の一般質問でスタートし、6人が登壇しました。

 

さて、色々と書きたいことがあったのですが、すっ飛ばして本題に入ります。

 

首相官邸で第15回新型コロナウイルス感染症対策本部が開催され、安倍首相が次のように述べられました。

 

 

「一昨日、決定した対策の基本方針でお示ししたとおり、感染の流行を早期に終息させるためには、患者クラスターが次のクラスターを生み出すことを防止することが極めて重要であり、徹底した対策を講じるべきと考えております。

 

北海道では、明日から道内全ての公立小・中学校が休校に、また、千葉県市川市でも、市内全ての公立学校が休校に入ります。このように、各地域において、子どもたちへの感染拡大を防止する努力がなされていますが、ここ1、2週間が極めて重要な時期であります。

 

このため、政府といたしましては、何よりも、子どもたちの健康・安全を第一に考え、多くの子どもたちや教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点から、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで、臨時休業を行うよう要請します。なお、入試や卒業式などを終えていない学校もあろうかと思いますので、これらを実施する場合には、感染防止のための措置を講じたり、必要最小限の人数に限って開催したりするなど、万全の対応をとっていただくよう、お願いします。

 

また、行政機関や民間企業等におかれては、引き続き、休みが取りやすくなる環境を整えていただくとともに、子どもを持つ保護者の方々への配慮をお願いします。こうした措置に伴って生じる様々な課題に対しては、政府として責任をもって対応してまいります。さらに、スポーツジム等特定の場所において感染の拡大がみられる事例もあったことから、こうした場所等における感染リスクを下げるためには、どのような対応が必要なのか、専門家の意見も聞きながら、至急、対策を取りまとめてください。

 

最後に、今後、新型コロナウイルス感染症の国内における更なる感染拡大も懸念されます。そのため、既存の各種対策の実効性を更に高めるとともに、感染拡大を抑制し、国民生活や経済に及ぼす影響が最小となるようにするため、必要となる法案について、早急に準備してください。」

 

本日の会議日程が終わり、ほっと一息つこうとした18:30過ぎにテレビで流れました。

まさに私が昨日のブログに書いていたことを首相が決断されたのです。

 

3月2日の月曜日から全国の小学校・中学校・高校・特別支援学校を臨時休校にするよう要請

 

あまりの急転直下の要請に、教育委員会、議会事務局にも連絡を取りどのように対応していくの確認するも、ともに報道以上の情報を持ち得ていない状況でしたので、明日朝一まで待って、検討内容を確認したいと思います。

 

それにしても、この決断は大きいです。

賛否両論が必ず分かれる決断であり、並の政治家では決断どころか判断さえ下せません。

 

だからこそ、両論あることは理解しつつも決断された安倍首相の覚悟を支持したいと思います。

ちなみに、国の予算員会で比較対象として持ち出されている韓国も、国としてこの決断はしていません。

 

おそらく感染が確認されている各国の中では世界初の決断だと思います。

 

こうした報道を受けて、というか、昨日の私のブログの段階で、共働きや一人親世帯など、様々な事情を抱えている世帯の方々からは、多くのご意見をいただきました。

 

 

 

また、国に先んじて昨日から7日間の一斉休校を決定した北海道では、医療現場で看護師が勤務できずに診療制限が敷かれるといった事象が発生しました。

 

7日間の初日で。です。

今回の休校要請は春休みも入れるとおよそ1か月です。

現実問題として対応できるのでしょうか。

 

職種によっては、企業の体力次第で成り立つかもしれません。

 

ただ、それも正社員のことであり、非正規の方となると、勤務日数の減少はそのまま所得に影響するので、一気に生活困窮となる可能性を孕みます。

 

政府はその辺りの対策、補償をどう考えているのでしょうか。

まさか、「北海道が踏み切ったことだし、どうせだから全国一斉に休校にしちゃおう!」的な安直な決断ではないはずです。

 

補償以前にガス・水道・電気・交通などのインフラ系の職種は、社会機能が停止しかねませんから、仕事を休ませることも、休むことも難しいでしょう。(それ以外の職種であっても休みづらいはずです。)

 

今回の「休校要請」は感染リスクを最小限にとどめることにあるので、趣旨を踏まえるならば、平時の受け皿となっている『児童ホーム』はそもそも利用不可。

 

仮に利用可能にしたとしても、ごった返すこと請け合いで、瞬時に希望者でキャパオーバーとなり受け入れ不能に陥ることは想像に難くありません。

 

では、「インフラ系の職種の方のお子さんを優先的に児童ホームで受け入れるか」と言えば、行政がそれを確認・把握するだけでも時間がかかるので、3月2日には到底間に合わず、これも現実的ではありません。

 

考えるほどに、今回の首相の決断による社会的損失は計り知れません。

うーん。((+_+)) なんだかわからなくなってきました。

 

ただ、社会全体のリスクコントロールを図ろうとする安倍首相の方針決定は正しいと思います。

 

ちなみに成田市では、今日から子どもの体温測定と健康カードの提出が始まったばかりでした。

 

長男の通う高校では「保護者なしの教室の卒業式」が決まり、市内の卒業式についても議員などの来賓を招待せず必要最小人数で執り行われると伺っています。

 

それにしても、あまりにも唐突で、あまりにも大きな決断であると言わざるを得ません。

 

まったく整理できていませんが、首相の要請を受けた以上、基礎自治体はあらゆる手段を講じて「なんとかしなくてはならない」のだと思っています。

 

引き続きアンテナを高く成田市行政と連携し、議会としても臨機応変に対応していきたいと思います。

 

それではまた明日!

< 前のページへ戻る

千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

月別アーカイブ

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

詳しい県政活動はこちら あましんレポート
トップぺ戻る