活動日誌

成田市産のたけのこについて市は迅速に注意喚起すべきだ。

お知らせ

千葉県が主体となって農産物や海産物などの放射性物質検査が進められており、旬の食材である「たけのこ」の検査も行っているところです。

 

千葉県の発表によると、4月13日現在で新基準値超えにより出荷自粛を求めているのは香取市、流山市、印西市、木更津市、市原市、我孫子市、栄町、柏市、八千代市、白井市、船橋市の11自治体(うち8自治体が出荷制限)となっています。

 

翻って、成田市では県が4月9日に採取して調査したところ放射性セシウム値は60ベクレルと国の新基準を下回ったものの、50ベクレルを超えたため厚生労働省の指示によりさらに2検体の検査を今日行っています。

 

ただ、気になっていたので市民からの希望で成田市が独自に簡易測定器で行った測定値について調べてみたところ、一番高い地区では国の基準値の倍以上となる203ベクレルが検出されているなど、県の測定器との誤差を踏まえても新基準値越えとなる地区が複数でているという事実がわかりました。

 

生産者としては、生活が懸かっている以上、

 

「今のところはせっかく県が事実上の出荷OKを出しているのに」とか、

 

「こうした情報を市が積極的に発表することで、逆に風評を招くことになる」

 

などの思考が働くことは仕様がありません。

 

そして、その想いをくんであげたい行政の想いも理解するところです。

 

 

ですが、個人的にはたとえ県の再検査で基準値を下回った数値が出たとしても、

 

簡易測定器とはいえ、誤差を含めても基準値を超えているという事実を踏まえ、

県ではなく成田市の方針として生産者に出荷・販売の自粛を求めること

 

最低でも事実としてもっている情報(希望検査数値)を市民に周知すること

簡易測定器で測定したところ、100ベクレル新基準値を上回る数値が計測されているという事実の公表

 

希望検査を行った地区を公表すること(個人情報保護法に抵触しない範囲)

 

など県の測定結果を待つことなく、こうしたもっている事実をまずは市民に伝える。

 

市民に判断してもらう情報の提供を、迅速に行うべきだと考えています。

 

市内八生地区では、簡易測定器でたけのこを測定したところ100ベクレルを超えたため、イベントを中止しています。

 

 

このように市民にはたけのこを食べさせないような配慮をしています。

 

 

 

でも今のところは県が出荷停止措置を行うため、成田市では出荷可能となっている。

 

このタイムラグは意外に大きいと思っています。

 

 

 

ちなみに、成田市では地産地消を推進しているため基本的には

 

旬の食材は給食に回ります。

 

 

 

ですが、すでに産地を切り替えるなど市内の子どもたちには食べさせて

 

いないと仄聞しています。

 

 

 

市内では食べさせない配慮をする。

 

だけど、県の管轄だからと出荷は今のところOK。

 

 

 

ここに矛盾が生じます。

 

 

 

市内で使わない食材をたとえ県の所掌とはいえ出荷容認しているのは、

 

どうにも、しっくりきません。

 

 

 

県と基礎自治体の縦割り行政の弊害はこんなところにもあります。

 

 

 

県内11自治体で出荷自粛ということを踏まえれば、成田市だけ出ないということは

 

なかなか考えられません。

 

 

 

法的な拘束力がなかったとしても簡易測定器での結果も踏まえ、

 

市が一定の方向性を示すべきだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 
 
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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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