活動日誌

雨の6月コロナ議会が閉会。国への意見書の提出と、議員報酬の減額と。

成田国際空港のこと

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

今日、梅雨寒の雨の中でのコロナ議会最終日。

 

(スポーツクラブを経営している仲間からもらったマスクで臨みました。)

スーツに黒マスクですが、さすがのスポーツクラブ仕様、通気性とフィット感が良いでした!

 

経営再開後、約半数が戻ってきて4割が休会中を継続し、1割が退会されたとのこと。

再開後のスタートダッシュとはいかず、厳しい状況が続いているようです。

 

安倍総理は昨日、「社会経済活動を犠牲とするこれまでのやり方は長続きしない。できる限り制限的でない手法で感染リスクをコントロールしながら、しっかりと経済を回していく」と宣言されました。

 

正直私もまだ戸惑いがあるのですが、新しい生活様式を取り入れながら積極的に従来の活動を取り戻していきたいと思います。

 

さて、最終日でありながら国の補正予算の可決を受け追加議案が上程されたため、朝から議会運営委員会、全員協議会、会派会合、本会議、総務常任委員会、本会議、合間合間で当局との打ち合わせをこなすなどバタバタな一日となりました。

 

本会議においては「プレミアム付き商品券」や「ひとり親家庭の支援」などといった第二弾となる成田市独自支援策を全会一致で可決し、また、起草させていただいた国への意見書提出も決めたところです。

 

6月定例会議は、『コロナ議会』と位置付けて一般質問を自粛したり、マスク着用での会議形態にしたり、各委員会の所管事務で新型コロナの対応報告を受けるなどといった、議会運営とさせていただきました。

 

そして、その集大成として国に意見書を提出すべく各会派からも意見を寄せていただき、全会一致でのカタチをとることができました。

 

以下が意見書の内容となります。

 

新型コロナウイルス感染症対策の充実と早期の実施を求める意見書

 

令和2年5月25日に緊急事態宣言が全面解除され、学校の再開や休業要請の緩和などが示され、復興への取り組みが徐々に進んでいます。しかし、東京都において「第2波」への警戒感が高まっており、首都圏からアクセスが良く、ヒト・モノの往来が容易な成田市としては、東京都における感染拡大は大きな懸念事項となっています。

今回の感染拡大は、各事業者への休業要請や外出自粛要請、臨時休校などの社会活動の停滞により、地域経済や市民生活及び学校教育に深刻な影響を及ぼし、日本のみならず世界的に被害が拡大しています。

成田国際空港を擁する本市においては、空港や空港関連施設従事者を含めた市民の安全に最大限配慮するとともに、確実な情報を提供する必要があります。また、本市独自に中小企業の経営や市民の暮らしの一助となるよう様々な支援策を展開していますが、事態は長期化が懸念され、財政への影響を鑑みると、継続的な支援が難しくなります。

以上のことから、成田市議会は切実な市民の声を踏まえ、一日も早い復興に向けて、下記の事項のとおり感染症対策の充実と早期の実施を求めます。

 

1. 適切な情報の提供

市民の不安払拭や緊急時に速やかに判断できるよう、医療機関における 新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ状況をはじめ、成田国際空港での水際対策の実施状況や感染者数、国の要請により一時待機施設となっている施設の状況など、当該自治体内で発生している事案について、より一層の情報を提供すること。

 

2. 医療及び福祉への支援

①感染症指定医療機関である成田赤十字病院及び国際医療福祉大学成田病院では新型コロナウイルス感染症患者を率先して受け入れを行い、感染拡大予防の最前線で日夜対応にあたっていることから、同施設に対し適切な支援策を講じること。

②新型コロナウイルス感染症患者を受け入れていない医療機関においても、受診控えにより経営が悪化している。医療崩壊を防ぐため、地域医療を支えるすべての医療機関に対し適切な支援策を講じること。

③感染リスクと厳しい環境の中で働いている医療・介護・障害福祉の現場へ、処遇改善を含めた支援策を講じること。

④早期発見による感染拡大防止のため、簡易検査キットの早期開発及びPCR用検査試薬の供給など検査体制の抜本的な改善をするための支援を行うとともに、感染拡大防止に有効なワクチン及び治療薬を早期に開発し、供給を行うこと。

⑤海外からの新型コロナウイルスの持ち込みを確実に防ぐため、成田国際空港における検疫の強化を図ること。

 

3. 学校教育への支援

①臨時休校による学習の遅れに伴い、学力の格差が拡大していることから、子供や保護者の不安を解消させる方策を公表するとともに、オンライン学習環境の早期実現に向けてより一層取り組むこと。

②子供達の一人ひとりに寄り添い、心のケアに取り組むため、教員や学習指導員のさらなる増員を行うこと。また、清掃や消毒などの業務を教員の仕事とせず、業者委託や学校スタッフの雇用ができるよう支援を行うこと。

 

4. 市民生活への支援

①生活困窮世帯に対して丁寧かつ継続的な支援を行うこと。

②非正規労働者を含め、労働者すべての雇用を守り、所得補償を早急に行うこと。

 

5. 中小企業、個人事業者等への支援

①緊急事態宣言解除後においても、中小企業や個人事業者の経済的な影響が深刻なことから、売上補償、休業補償、家賃補助の延長、雇用を維持するための新たな支援策などを講じ、地域の実情に応じて活用できる支援策を検討するとともに、地域経済回復の見通しがつくまで、継続的な支援策を実施すること。

②経済をしっかりと嵩上げするため、生産性向上や復旧・復興、防災・減災、インフラの老朽化対策等の国土強靱化に資する国直轄事業を機動的に行い、遅滞なく整備を推進すること。

 

6. 観光業への支援

外出自粛に伴い、観光業に多大な影響が生じていることから、風評被害対策と事業継続に対する支援を実施するとともに、事業者への損失補填を行うこと。

 

7. 成田国際空港及び空港関連企業への支援

成田国際空港では、世界的な感染拡大に伴う大幅な航空需要の減少により、成田国際空港を含む空港関連企業の経営悪化が深刻な状況となっている。各国における感染拡大が収束しない限り航空需要の回復が見込めないことから、財政面を含めた多様な支援を行うこと。

 

8. 自治体への財政支援

①新型コロナウイルス感染症対策は、全国すべての地方自治体において実施するものであることから、その実施に要する経費について、国費で補填するため地方創成臨時交付金は、財政力に関係なく配分すること。

②厳しい自治体財政の中、新しい生活様式を取り入れながら経済を動かすための財政出動を本市独自に実施しているが、地域経済への影響は深刻である。今後、法人税の減収や税の徴収猶予などが多く見込まれることにより、自治体財政を圧迫することは明らかであることから、新たな臨時交付金や税収の補填をはじめ、自治体への財政支援を行うこと。

 

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 

なお、この意見書は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣、文部科学大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、総務大臣のそれぞれに提出します。

 

また、コロナ禍を受け成田市議会議員報酬を10%、3カ月間減額するとともに中止した行政視察などの予算を新型コロナへの対策に充てていただくことを決めた次第です。

 

ふぅ。今定例会も閉会を迎え、胸をなでおろした次第です。

引き続き、日々に精進し自身の活動に代えていきたいと思います。

 

さぁ、休むことなく今夜はzoom会議です。

全国若手市議会議員の会の関東研修と次年度体制に向けて臨時会議を行います。

 

みなさん、良い週末をお過ごしください。

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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