活動日誌

成田国際空港の更なる機能強化はどうなる!?成田空港圏自治体連絡協議会が開催!!

成田国際空港のこと

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

昨日、成田国際空港周辺9市町で構成する成田空港圏自治体連絡協議会が開催されました。

あいにく非公開だったので会議経過は追って担当部局から報告されると思いますが、すでに各紙が報じていますので、以下に貼り付けます。

 

成田空港の機能強化 周辺9市町「飛行制限緩和 改善を」 東京新聞

(http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201801/CK2018012702000144.html?ref=rank)

成田空港の機能強化案を巡り、成田市や芝山町など空港周辺の九市町でつくる「成田空港圏自治体連絡協議会」が二十六日、芝山町役場であり、夜間・早朝の飛行制限時間の緩和の改善や騒音対策の拡充などを求める六項目の要望書をまとめた。

国や県、成田国際空港会社(NAA)に要望書を提出し、回答を得てから、九市町として機能強化案を受け入れるかどうかの結論を出す方針。 (小沢伸介)

 NAAが昨年六月に提示した、二〇二〇年までにA滑走路で飛行制限時間を現行の七時間から六時間に短縮する案について、追加防音工事の速やかな実施を求めるほか、C滑走路供用開始後に空港全体の飛行制限時間を四時間半に短縮する案では、深夜早朝の騒音軽減策について引き続き協議を行うことを求める。

 地域振興策では横芝光町を念頭に、騒音地域が大幅に拡大する自治体で、雇用確保や産業振興につながる実効的な事業の推進に配慮することも盛り込んだ。

 協議会長の小泉一成・成田市長は「飛行制限緩和は、今のままでは理解が得られるか厳しい状況。(滑走路ごとに発着時間をずらす)スライド運用の工夫など、騒音軽減に向け、より一歩の検討をしてほしい」と述べた。

◆自治体間に温度差

 成田空港の機能強化案で示されたC滑走路の新設により、市街地まで広範囲の騒音影響が見込まれる横芝光町では、住民説明会で飛行制限時間の短縮に対して反発の声が相次いだ。今も変わらず不満がくすぶっている。

 佐藤晴彦町長は会合後、「私たちは経験したことがない騒音被害を受けることになり、住民の拒否反応はあると思う」と述べ、慎重な態度を崩していない。

 要望書には「一定の評価をしたい」とし、夜間飛行制限緩和案の改善は「(飛行制限時間の)見直しも含んでいるのではないか、という認識でいる」と期待をにじませた。

 要望書は具体的な文言を避けながらも、町への配慮がちりばめられ、小泉一成・成田市長は「横芝光町の状況はほかの八市町も認識している。しっかりと支えていきたい」と語った。

 しかし、町内の住民組織「航空機騒音から生活を守る会」の鈴木信雄会長(76)は「九市町の要望は生ぬるい」と断じる。「午後十一時から午前六時の飛行制限は、どんなことがあっても譲れない。町が破壊される」と危機感をあらわにした。

 一方で、相川勝重・芝山町長は「ようやく登山が始まる。例えるならまだ七合目だ」と気を引き締め、菅沢英毅・多古町長は「早く町民の生活設計に踏み込まないといけない」と回答に期待を寄せるなど、自治体間の温度差も浮かび上がった。 (小沢伸介、美細津仁志)

 

今後の航空重要の伸びを受けて成田国際空港会社(NAA)は、年間発着枠を現在の30万回から50万回に拡大するための方策として、3本目滑走路の新設や、B滑走路の再延長夜間飛行制限の緩和を提案されています。

 

このうち、特に飛行制限の緩和については当初、現行の飛行制限時間「午後11時~翌日午前6時」を、「午前1時~5時」に4時間短縮する案が示されましたが、強い反発を受け、成田国際空港株式会社(NAA)は、2017年6月に見直し案を提示しました。

 

その見直し案というは、以下のようになります。

 

2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、まずA滑走路の飛行制限時間を「午前0時~6時」と1時間短縮する。

続いて、3本目の滑走路が供用開始した後(10年後?)に、滑走路ごとに発着時間をずらして運用する『スライド運用方式』を導入することで、全体の飛行制限時間を「午前0時半~5時」へと短縮するというものです。

 

報道の限りですが、依然として成田国際空港株式会社が更なる機能強化にともなって新たに提案している地域共生策と、騒音影響などへの住民不安とでは隔たりがあるような印象を受けます。

 

世界、特にアジアの航空需要は伸び続けており、国は観光戦略として2030年までに訪日外国人6000万人を目指していることからも、国際線の基幹空港である成田国際空港が、ここで足踏みをするわけにはいきません。

 

地元住民の皆さまとのコンセンサスを図りながら、可能な限りの対応を図っていただくことで速やかな機能強化へと歩を進めていけるよう、知り得た情報については広く発信をしていきたいと思います。

 

それではまた明日!

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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